ウレタン防水のメリット・デメリット

改修工事Q&A

Qウレタン防水のメリット・デメリット
A

ウレタン防水とは

液体状のウレタン樹脂を複数回塗布し、化学反応で硬化させて防水層を作る工法です。施工には技術が必要で防水機能を十分に発揮するためには、ある程度の厚みをもたせて施工する必要があります。材料が液体状のため、下地の形状によくなじみ複雑な形状の下地でも継ぎ目のない防水層が施工可能です。
硬化するとゴム状で弾性のある水密性の高い皮膜を形成します。

 

■ ウレタン防水のメリット

  • 複雑な場所にも施工可能
  • 既存防水層を撤去しない重ね塗りが可能で廃材が出づらい
  • 防水層が軽量で建物に負担をかけにくい
  • 継ぎ目のない防水層が形成可能
  • 工期が短く、コストを抑えることが可能

 

■ ウレタン防水のデメリット

  • 手作業のため、塗膜面の均一性が難しい
  • 塗装のムラは劣化を早める原因になる
  • 施工中は雨に弱く、硬化不良の可能性がある
  • 定期的(5~6年毎に)にトップコートの塗り替えをする必要がある

 

ウレタン防水の活用

液体状の材料で複雑な場所にも施工可能で、既存防水層への重ね塗りもできるため多くの改修工事で使われています。


屋上

 


スレート屋根

 


駐車場

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